蕪は、一年中食べられますが、今位の時期から寒い時期の方が、
甘味が増して、美味しいのだそうです。
コース料理の一品としてお出ししている、菊花蕪(きっかかぶ)。
菊花蕪とは、菊の花のように蕪に切り込みを入れたもの。
もちろん、大将がひとつひとつ丁寧に、切り込みを入れます。
この菊花蕪を、まずお米を入れた鍋で茹で、水にあげて一気に冷まします。
茹ですぎないように、火の通り具合が大事だそうです。
その後、漬け地に入れ、また鍋にかけますが、ここも火入れが難しいとのこと。
そして、冷まして味を染み込ませます。
完成画像はありませんが、この後、蕪をくりぬき、
真鱈白子を入れ、海老そぼろ庵をかけお出ししました。
見た目もきれいで、食感も絶妙、手が込んだ一品。
優しい味にお客様も、満足されていたご様子でした♪